寄付講座

地域医療支援および専門医育成推進講座
Department of Community Medicine Management

平成２９年４月１日から、上記寄付講座を開設いたしました。本講座は北海道厚生農業協同組合連合会（JA北海道厚生連）によって支援されています。

寄附講座の教育研究領域の概要

北海道における地域医療は卒後臨床研修医制度開始などから端を発し、「地域偏在」「絶対的な医師不足」が表面化しました。しかし、本学の建学の理念を鑑みましてもこの問題に対する対策は急務であると認識しております。一方、本内科では、内科全般に強く、消化器や血液腫瘍領域に深い真の消化器内科・血液腫瘍内科専門医の育成を目標に関連病院と協力・協働しながら取り組んでおります。今般、本学にとりまして重要な関連病院のひとつである遠軽厚生病院が所在する二次医療圏の遠紋圏域等の医師不足地域における医療を守ることおよび地域基幹病院と人材交流をしながら専門領域における医師の育成を推進することを目的として寄附講座を内科学講座　消化器・血液腫瘍制御内科学分野に設置致しました。講座開設後丸４年経過しましたが、この間には遠軽厚生病院内科運営の全面的サポート。以前からの旭川医大第三内科からの全スタッフの派遣、専門診療のサポートの継続。毎年２−４名の後期研修医が通年内科研修・診療にあたり、当該地域の地域医療を支え、かつ自身の内科医として研鑽を積んでおります。後期研修医を含む遠軽厚生病院内科医師による、旭川医大臨床実習（基幹病院内科実習）の医学科学生の地域医療（内科）実習指導を継続しております。（現在新型コロナの関係で一時中断）

特任教授　奥村利勝（兼務）
特任講師　上野伸展